あなたの街のかかりつけ薬局を目指して
ウコンでお酒がたくさん飲めるようになるわけではないということを前回お話ししましたが、まだウコンには「体に入った有害物質を肝臓で分解するのに役に立つ」とか、何となく「肝臓や体にいい」という「噂」があります。
今回はこの「噂」の怪しさと危険性についてお話します。
前者はネズミに薬品とウコンを一緒に与えると、その薬品が効率よく体内で分解されたという実験結果から生まれた想像で、人間でもそのようなことが期待できるということは誰も証明できていません。
(動物で効果があったということは、可能性はありますが人間に効果があるという保証には全くなりません;人間で効果がなかった、有害性が強すぎたということで医薬品になり得なかった化学物質は数多とあります。)
後者は逆に「肝臓や体」によくないことがあることは覚えておいてください。
最近、副作用の報告が徐々に集まっているのはウコンを摂ることで肝臓を傷めてしまったり、じんましんなど薬疹が出たりするという事例です。
また肌に塗るだけでも、痒みがでたり、皮膚炎になったりしてしまったという事例もあります。
特定の病気の方でいうと、C型肝炎の方はウコンに大量に含まれる鉄分によって肝臓が傷められやすいということもあり、肝臓に良かれと思ってウコンを摂ると逆の結果となり得るといえます。
その他、ウコンを大量に摂るべきでない人は、①胆石など胆のう関係の病気の方、②胃潰瘍・胃酸過多の方、③妊娠中の方、などです。
(胆のう運動促進作用、胃液分泌促進作用、子宮刺激作用によると考えられます。)
いろいろ怖いことばかりを挙げましたが、カレーの中のターメリックのように、調味料として使うようなウコンの量ではまず安全で気にしなくていいと考えられています。
体調を考えながら使えば、消化不良などには十分使えるサプリメントでしょう。