あなたの街のかかりつけ薬局を目指して
薬局や病院で「アレルギーはないですか?」と尋ねられることがあると思います。
じんましんが出たことがあるような「薬」のことを聞いているのかな、と思うかもしれません。
いいえ、薬だけでなく食べ物など、すべての体に合わないアレルギーを起こしたものについて聞かれているのです。
私たち薬剤師が扱っている薬は、食べ物に入っている成分が使われていることがあります。有名なのは、カゼ薬によく入っている「リゾチーム」、下痢止めに使われる「タンニン酸アルブミン」です。
リゾチームは卵の白身に含まれているタンパク質(酵素)です。
タンニン酸アルブミンはタンニン酸に牛乳から取ったタンパク質をくっつけたものです。
したがって、卵や牛乳からとってきた成分ですから、それぞれの食品にアレルギーのある方はこれらが使われた薬を使うことで、じんましんなどのアレルギー症状が起こりえるのです。
一般に売られているカゼ薬や下痢止めの外箱や説明書には、「鶏卵(あるいは牛乳)アレルギーの方は使わないでください」と書いてはありますが、案外小さい字でサラッと書いてあり見落としがちです。
ですから、薬を買うときは薬剤師にご自身のアレルギー体質を伝えて相談してください。
次回は、もっとマニアックなアレルギーと薬の関係をお話します。