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2016/09/02

お薬の飲ませ方。

最初から上手に飲めるわけではありません。ご家族の方の努力と工夫でだんだんと飲めるようになります。 『病気を治すためには大切なことだ』ということをきちんと説明してあげてください。     

"これを飲むとコンコンでなくなるからね"     
"これを飲むと早くお外で遊べるようになるからね"     
"熱がさがって楽になるからね"     
"ご飯もいっぱい食べられるようになるからね"

少し強引にでも飲ませるという意志が必要です。笑いかけながら飲ませ、上手に飲めた時は、たくさんほめてあげて下さい。飲めなくても怒らず、今は飲めなくても飲めないと決め付けずに根気よく挑戦してみて下さい。 泣き叫んでいる時に飲ませると、むせて嘔吐の原因になります。その場合は、機嫌の良い時に飲ませて下さい。

○水剤       薬が沈殿していることがありますので、ビンを軽く振ってから、1回分をスポイトやスプーンで飲ませて下さい。 飲みにくそうな時は、水で薄めてもかまいませんが、薬の量は守りましょう。1回分を別の容器に量りとってから飲ませて下さい。1回分を冷凍庫でシャーベット状にしてもかまいません。飲んだ後は、水やぬるま湯を飲ませて下さい。 乳児では、哺乳瓶の乳首の部分にたらして飲ませ、その後哺乳させる。1回分のミルクに混ぜると全部飲まなかったり、ミルク嫌いになるので、なるべく控え少量のミルクに溶かして、それから美味しいミルクを与えます。 誤飲する危険がありますので、冷蔵庫の保管場所には十分注意して下さい。糖分が入っているため、雑菌が発生しやすく長期保存することができません。冷蔵庫に保存しても1週間から10日経過したものは捨てて下さい。

○散剤 【スプーンで】    スプーンに薬を取り、少量の水かぬるま湯を加えてよく混ぜてから飲ませて下さい。飲ませた後は、水かぬるま湯を飲ませます。多量の飲物で混ぜると、全部飲めず必要な薬の量が取れないことがあるので、少量に混ぜましょう。 【手で】     手をきれいに洗って、小皿で薬と少量の水を練り、子供の上あごや頬の裏に塗りつけた後、飲物を飲ませます。舌先につけると苦味を感じるため、舌には付けない方がいいでしょう。卵ボーロと薬を水で溶かして団子にして食べさせる方法もあります。 【ゼリー状オブラートで】  水に溶けにくい薬でもゼリーにからまってツルっと飲めますし、甘い味になるので飲みやすくなります。 ■苦い薬の飲ませ方 苦い薬は酸味のもので混ぜると余計苦くなるのでダメ!柑橘系のジュース(オレンジジュース、グレープフルーツジュース)、スポーツドリンク、プレーンヨーグルトなどは苦い薬と混ぜることは避けた方がいいでしょう。 ココア、チョコ味アイス、ごはんですよなどの濃い味のものに混ぜるとGOOD! ジャム、つぶしたバナナ、ピーナツバターなどに混ぜると飲める子供もいます。 あらかじめ溶かして作り置きするのはダメ!溶かした状態で放置すると変質する可能性があります。 粉薬は湿気ないように密閉容器に入れて保管して下さい。

○錠剤・カプセル     初めに水を少し含ませてから飲ませると飲みやすいです。 どうしても飲みにくい場合は、錠剤を半分に切ったり、カプセルをはずして飲んでもいい薬があります。薬によっては無理なものもあります。その都度薬剤師に相談してみて下さい。

○飲むのをいやがったら・・・   ちょっと時間をおいてもう一度 普段は飲んでいても「いや~」ということがあります。10分くらい経ってもう一度飲ませてみて下さい。 ~服用時間について~ 子供は食後は満腹で飲まなかったり、食べたものと一緒に吐いてしまうことがあります。授乳前、食前、機嫌のいい時に飲ませてみて下さい。 せきをしてむせて吐いてしまうような場合も食前に飲ます方がいいでしょう。

○飲み残しの薬について   医師の特別な指示がない限り、最後まで飲みきって下さい。 子供の病気は症状がいろいろ変わりますので、前にもらって残った薬を親の判断で飲ませるのは好ましくありません。 他の人の薬を勝手に飲ませたりすることは、思わぬ事故につながることがあるので、絶対やめましょう。 ここにはいろいろ書きましたが、お薬はなるべく他のものに溶かさないで、普通に水だけで飲めるように習慣づけていって下さい。お薬によっては、混ぜるもの・飲物と相互作用があり、効果が弱くなってしまったり、逆に副作用が強く出てしまったり、味が変になったりすることがあります。その都度薬剤師に相談することをおすすめします。
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