こやま薬局・けしごやま薬局 コラム 「トクホ」って何?その1
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2016/08/01

「トクホ」って何?その1

トクホ、トクホとテレビCMで耳にしたり、人が背伸びをしたようなマークがついた商品を見たりしたことはないですか?

それは「トクホ」=「特定保健用食品」です。

こういった食品ができた背景には、健康志向の高まりの反面、(効果のあるか否かわからない怪しいものを含めて)健康食品・サプリメントが一般にはやり始めているということがありました。
(欧米の影響でしょうか) そこでここ10数年ほどの動きですが、健康志向の高まり→怪しげな健康食品を利用した金銭・健康被害などが起きないようにと国がかんがみて、「国が認めた健康食品」というブランドをつくり、厚生労働省が認めた商品にこのマークがついています。

何を認めているかというと、大きく分けて「効果(薬以外では使ってはいけない言葉ですがここでは許してください)」と「安全性」です。

まず「効果」については「多くのヒト」を使って、薬よりは遥かに簡単ですが効果の有無を商品ごとに実験されているところがミソです。
トクホを除くその他多くの健康食品が「効く」といわれている根拠は、「有名な大学教授が効くといった」だとか、「動物実験で効果が見られた」とか「使ってみた人が効いたと言っている」というものがほとんどですが、これは実際に多くの「人」が使ってある程度の効果が得られる根拠には全くなりません。(この程度の理由で認められるならば医療用医薬品は今の数百~千倍は売られているでしょう、実際動物には効くけど人には効かない成分もありますし、実際に成分を商品の形にしたときに効果が失われているものもたくさんあります-薬剤師としてジェネリック医薬品の中にもこんなものがあるとコメントしておきます-)
トクホの中でも、どれだけ効くか(効果の大きさ、効果を実感できる人の確率)などによってランク分けがされており、やや根拠の弱いものの方に特に「条件付き特定保健用食品」と名が付きます。(体の中での働きが今ひとつわかっていないものも「条件付き~」になります)

次に「安全性」ですが、これはすべてのトクホで商品ごとに万全にチェックされています。
効果の強弱はトクホの中で多少差があったとしてもこれだけは、食品ですから差をつけるものではありませんね(某国のサプリメントは勝手に医療用医薬品成分を入れているので安全性はかなり不確かですよね)。

このように「トクホ」のマークを付けた商品を売り出そうとすれば大変な労力が必要ですが、最近になって国はもっと「トクホ」を増やそうという動きを見せています。(医療費の削減狙いが根底にあるようです)
「お腹の調子を整える」という食物繊維を主体とした商品は、ある規格を満たしていれば商品ごとの効果の有無の実験をせずに、「規格基準型特定保健用食品」として売り出せるようになっています。(但し安全性の試験はキッチリ受けています。)

少し長くなりましたが、「トクホ」とはキッチリ効果や安全性の裏付けのされた健康食品ということにまとまります。

次回はトクホ成分について簡単にお話します。

 
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